集中治療がなぜ必要なのでしょうか

浮腫は毎日生成される

血液の流れの中で、毛細血管の動脈から漏れ出した体液はそのほとんどがすぐに静脈から回収されるのですが、タンパク質や脂肪、老廃物などその一部はリンパ液となってリンパ管より回収され、リンパ節を経由し、最終的には心臓のそばの静脈角という部分より血流へ戻ります。

この量おおよそ、身体全体で2~4L。

毎日人の体はこの量を生体の恒常性という微妙な均衡により調整しているのです。

徐々にたまったリンパ液は、なかなか一度に移動することができません。

1回の治療で少し良くなった浮腫は、次の治療まで間をおくことによってまた元に戻ろうとしてしまいます。残念ながらこれを繰り返していては、治療を長引かせるだけでなく、どんなに長く治療を行っても決して改善しないのです。

硬くなった皮膚をゆっくり丁寧に徒手でほぐし、柔らかくなった患肢に包帯法を併用しながら圧迫療法を行います。運動療法としてストレッチや効果的な筋肉の使い方を指導します。1週間から1カ月の間、徹底的に患肢の浮腫液を体外へ排出させます。

つまり改善した状態まで治療を行ってからそれを維持する、という方法が効果的で正しい治療法なのです。



コメント: 0 (ディスカッションは終了しました。)
    まだコメントはありません。